傘を盗んでくれてありがとう

4月24日 スターバックスにて

午前四時半近く、空が曇っていて何だか怪しい。昨日の折り畳み傘はびしょ濡れで使いたくないので、今日は持たずに来ました。何とか持つかな、と思いながら歩いていたら、やっぱり不安になってコンビニで長い傘を買いました。

傘には名前を書かないといけませんね。この前、コンビニで少し買い物をして出てきたら、傘立てに置いておいた傘がなくなっていたんです。ほんの数分の隙に、誰かが持って行ってしまった。

「嘘だろう……」

そのまま職場へ向かいながら、ずっともんもんと考え続けていました。平気で人のものを持っていくって、どういう神経なんだろう。YouTubeで見たことがあります。他の国では日常茶飯事らしい——手に持っている携帯電話をひったくるとか。日本が特別なのだとか言いますが、もうそうとも言えないのかもしれません。

あの人たちは、それで本当に豊かになれると思っているのだろうか。まあ、考えても仕方がないか。

 

気持ちを切り替えて、新しい傘を買いました。

そこで気がついたんです。新品って、綺麗だ。

コンビニで買った千円ちょっとの傘ですけど、生地がぴんと張っていて、色が鮮やかで、手に持った感触が気持ちいい。

ふと、盗まれた傘のことを思い出しました。骨が錆びて少し曲がっていて、色もくすんで、かなりくたびれていたなあ。

——あれ、もしかして盗まれてよかったんじゃないか?

傘を捨てるのって意外と手間だし、あのまま持ち続けていたら、自分の気持ちまであの傘みたいに少しずつくすんでいったかもしれない。そう思ったら、不思議と「盗んでくれてありがとう」という気持ちが湧いてきました。

8時ごろから晴れてきました。あとは帰る際には電車の中に忘れないように気負付けないと。

今日も午後6時まで仕事だ。長いな。

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