日本画の魅力的な絵具の使い方

皆さん、こんにちは。今日は、絵具の使い方について話したいと思います。日本画を描く人たちとって、値段の高い岩絵具はなかなか手に入らないことがあります。綺麗でありながらも色あせずに、美しい絵を描くためのテクニックをご紹介します。

僕は、まず、丹羽絵具チューブ式を使い、胡粉と膠で溶けた絵具と混ぜて使用する方法です。これによって、水彩画のように簡単に塗ることができます。また、水干絵具も同様の使い方ができます水干絵具は天然の土から作られており、その特性をいかして絵具を塗ることができます。この方法を使うことで、岩絵具を塗る前に予算を抑えつつ、準備をすることができます岩絵具を塗る際には、まず丹羽絵具のチューブ式か水干絵具を塗り、その上に岩絵具を塗ることで、均等な塗り面を得ることができ、岩絵具の良さを最大限に引き出すことができますことができます。

岩絵具を塗る場合、最初に塗った絵具が乾いてから次の工程に時間を掛けましょう。 塗る場所を選んで軽く水を引き、たらし塗りの技法を使います。伸ばして、温かいうちに絵具を塗っていきます。絵具が冷たくなりますと、塗り作業が重たく感じられることがありますので、温めることで塗りやすさが増します。この温めて塗り作業をすることで、美しい仕上がりを実現します。

日本画の描き方は手間がかかりますが、その手間をかける価値があります。岩絵具の顔料は、絶妙な使い方で繊細な絵を描くことが可能です。例えば、ここで心苦しいのですが、僕が描いた雲の絵を見て下さい。群青色の絵具を使用しました。群青色絵具を塗って、平筆で絵具を伸ばすのです、ワザとかすれるように塗ってくと、青の中に光の反射による赤紫の輝きが現れます。自然の美しさを表現しました。拡大してみないと分からないと思います。

日本画は、限られた絵具でも広くある絵を描くことができ、その魅力があります。 絵具の使い方に工夫を凝らすことで、より美しい作品を生み出すことができるでしょう。テクニックを取り入れて、新たな表現を楽しんでみてください。

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