最近、セールスライティングと日本画の話が多いと思いますが、私がなぜセールスライティング、またはコピーライティングに興味を持ったのかお話しします。
確かに、絵を描いて生活していくには、買ってくれる人がいなくては成り立たない商売です。絵描きも商売です。一般的には芸術家と普通の人を分けて考えるのは誤解、勘違いです。
絵は家具と違って、用途がなければただの不要物です。私の実家は建具屋で、家具、襖、障子、ドアなどを作っていました。昔は、カタログからお客さんの好みの絵を選び、襖に絵を張り付ける作業もしていました。
しかし、絵の用途は一般的な生活では必要性がありません。生きていくだけの生活では絵は必要ないでしょう。しかし、それでは生きていく楽しみがなくなってしまいます。生きている意味を感じられず、楽しみもなくなってしまうでしょう。
今の生活の中で、例えば今のようなムシムシとした暑い日が続く時期でも、絵を見て涼しく感じられることがあります。そいう意味では絵はとても重要です。しかし、人に絵を売る場合、しつこく売ろうとすると誰でも嫌がります。当たり前の話です。昔はどの商品でも無作為に人に売りつけていた時代がありました。私は当時、それが無駄な努力だと感じていました。セールスマンが電車に乗って私に会いに来る、その費用と時間をかけて無作為に物を売りつける。そんな時代がありました。
僕は当時、あの人たちが無作為に物を売りつけているところ見て何と無駄な膂力を使っている事に築いていました。それは、私にあうのに予定を決めて、電車に乗るのよ!そして何時間もかけて私にあうのよ!電車料金800円くらいかな?時間にして会社から1時間半ですよ。それを昔は何人もセールスマンと言われる押し売りをやっている人を何人も雇うのよ!会社が!
当時の会社って丼ぶり勘定でしたね!その頃、私はその頃から欲しい人に売る方法を考えていました。当たり前やん。と思う人も多いと思いますが、これは今でもそうなのですが、そこが中々難しいのです。普通の人でも売り方がわからないと押し売りに近い売りになってしまいなす。
それは言葉でも文字でも同じです。文字にしても、何十枚の紙にしても、ネットで売る場合でも同じ効果があります。何十人ものセールスマンを雇うより、数十枚の紙を使った方が合理的です。紙のセールスマンとして広がっていけば効果は一目瞭然です。
ほとんどの人の売り方の内容は「この商品は良い物なのだから買え!」という言い方、この売り方は日本式売り方です。しかし、良く売れる商品は、お客さんがその商品を購入した状態を想像させるような売り方をしています。それは言葉であっても文字であっても結果は変わりません。文字にして、何十枚の紙にするか?ネットで売るかどちらでも同じ効果です。何十人のセールスマンを雇うより、数十枚の紙を使った方が合理的です。
売り方の言葉の流れ
セールスライティングに文章の流れがある様に日本画にも流れが存在します。絵の中にもストーリー物語が存在しています。絵の先生と創作している間に良く物語の話が出てきます。絵は決して動きませんが、空間を開けたり上下にたり空間にチョットした対象物を入れたり工夫をして表現をします。そのやり方はどうしても昔の人が描いた有名な絵描きさんの型が必要になります。
セールスライティングにも「ヘッドライン」から始まって「ストーリー」というのがあります。単にストーリーを書いてもお客さんの心には響きません。アメリカでは100年前に反応が良かったスワップファイルを参考にして、ストーリーを作ります。これは日本画でも同様で、古い有名な絵を模写し、そのエッセンスを取り入れることで、表現力が高まります。歌舞伎の誰でしたか?「型がない人間は形無しだ」といっていました。独創的な作品は、型が身についてからの話です。
ついでにヘッドラインは作品名でしょう。日本画の作品名は私が思うには、日本語に似ていない言い方で、英語のようで日本語の題名です。そこで人を引き付ける意図はあると思います。
シンプルさと焦点
どんな商品でも価値が複数ある場合、一つに絞ることでお客さんに伝わりやすくなり、購入意欲が高まります。これは日本画でも同じで、複数の良い要素を一つにまとめることで、見る人に強い印象を与えることができます。これも先ほど話したと思いますが、やはり型が必要になってきます。でも、私もすべての型を覚えているわけではありません。やはり美術館に足を運んで気が付いたら取り入れてみる事です。
これらの考え方は、セールスライティングにも日本画にも共通しているよう見えました。ただ、この考えたが成功した事例はありません。私が想像したまでです。この世は先の未来は誰にも分かりません。