日本画ってセンスが必要か?

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こんにちは、皆さん。今回は、「日本画を描く為にセンスは必要か?」という興味深いテーマについてお話ししたいと思います。私たちは、センスの有無が作品づくりにどのような影響を与えるのか、考えてみましょう。

センスがあればあった方が良い、しかし無くても可能性はある。この点について私は、皆さんと同じように考えています。なぜなら、私自身もセンスに自信がないと感じることがあるからです。しかし、この考え方が正しいのか、もう少し探ってみましょう。

一般的に、センスがある人は芸術的な才能が備わっており、独自の表現力や感性を持っています。ですが、センスがないと感じる人は、作品づくりにおいて自信を持ちにくいかもしれません。しかしここで考えていただきたいのは、昔の人々がどのように絵を学んできたかということです。

昔の人々が絵を学ぶ際、模写という方法が重要でした。昔の名画を参考にし、その技法や表現方法を学び、自分自身の作品に取り入れていく。その過程で、昔の人々が得てきた知識や経験が受け継がれていったのです。横山大観先生や竹内栖鳳先生など、その名前が歴史に刻まれるほどの画家たちも、昔の名画を学び、自身の創作に活かしていきました。

私も今でも、昔の名画や自然の風景から学ぶことが多いです。自分のセンスだけではなく、過去の知恵や経験を参考にしながら、絵を描くことを楽しんでいます。他力本願とも言えるかもしれませが、それと色も少ないので楽ですよ!それが私の絵の向き合い方です。

センスがあるかどうかよりも大切なのは、好奇心や学びたいという意欲です。過去の名画や自然を通じて学び、自分自身の表現を追求することが、絵を描く上での成長に繋がるのではないでしょうか。センスがなくても、学ぶ姿勢があれば、新たな扉が開かれることでしょう。

皆さんも、自分の絵づくりに対する向き合い方を考えてみてください。センスがあるかどうかよりも、自分が何に興味を持ち、どのように学びたいという姿勢を大切にすることが、素敵な作品を生み出す鍵かもしれません。

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