初心者が揃える画材

初心者がそろえた方が良い画材は?

日本画の画材と道具

  • 筆・皿
  • 紙・絵具
  • その他

筆と皿

最近では100均での筆とかが売っていますが、それは止めた方が良いです。スケッチブックとか、蓋のついた、ガラス製の容器でプラスチックの蓋が付いた容器とかは重宝しています。

筆は専門店で購入した方が描きやすいです。

日本画には、特有の筆の使い方が求められます。主な筆には以下のようなものがあります:

・毛筆(けふで): 動植物の毛を使って作られた筆で、墨や色絵具の筆遣いに使用します。細かい線から太い線まで幅広く表現できます。

・朱筆(しゅふで): 主に朱(赤色)を塗るための特殊な筆です。

・竹筆(たけふで): 竹の茎を筆にしたもので、太い線を引くのに適しています。

  • 刷毛(はけ)

刷毛は絵具を広い面積を塗るときとか背景をグラデーションにしたりする時に使います。また、どうさ液を和紙に塗るときにも使います。
  • 連筆(れんぴつ)

連なった筆と書いて、連筆(れんぴつ)と言います。これは上等な筆が3本から5本連なったものです。とても水分の含みの良い上質の物です。

むら無く広範囲に塗ることが出来る。

  • 平筆(ひらふで)

大小さまざまあります。刷毛とか連筆を使うほどでも無い所に使います。広く塗ったり、グラデーションを作るときに、乾いた平筆状態で絵具をぼかす時に使います。
  • 彩色筆(しきさいふで)

毛の質、サイズが様々あります。水平絵具や

  • 隈取筆(くまどりふで)

細かい所をぼかすための筆です。筆先が丸みがある筆です。水につけて絵具をぼかす為に使います。

  • 面相筆(めんそうふで)

細かい線を描くのに使います。例えば動物の髭とか毛、自分の名前を書くときに使います。

刷毛(幅5.7cm)、平筆(幅2.8cm)、彩色筆、面相筆があれば間に合うと思います!

絵皿

皿は必ず専門店の皿を使う必要はありません。丸い皿は大小様々あります。梅皿は日本画独特の皿でしょう。僕は梅皿は持っていません。絵具を温めながら使うので割れにくい物が良いでしょう。

本来、日本画を描く場合は和紙を使う事になります、和紙にはドーサ液を引いてある紙と無い紙とがあります。購入する際は、お店の人に聞いてください。初めの方はドーサ液を塗った和紙を使ってみてください。その他ドーサ液を塗った色紙と短冊とかがありますのでこちらを使った方が始めやすいと思います。ドーサ液を塗った色紙、短冊を専門店かネットとかで購入してしてください。

絵具

丹羽絵具(チューブ絵具)

この絵具は、水に溶かして使用することができます。僕は水墨画で使っています。日本画の場合は胡粉に溶かして使用しています。

僕は、顔彩、鉄鉢はほとんど使っていません。なのでとてもシンプルです。

顔彩

顔彩は筆1本と水さえあれば、日本画を描くことができます。水を含ませた筆で、表面をなでるだけで筆に絵具が含まれます。もちろん混色や重ね塗りも可能です。透明水彩絵具のような感覚でご使用いただけます。

鉄鉢(てっはつ)です、一色一色が独立して絵具が陶器に入った絵具です。初めに指で研がないと絵具としては使えません。中身は顔彩と同じなので、岩絵具よりは難しくありません。なので初心者には使いやすい絵具だと思います。

 

水干絵具(すいひえのぐ)

この絵具は膠がないと使えない絵具です。一色一色瓶に入っています。

岩絵具

一見、砂のような絵具です。この絵具は結構使い方が難しい絵具です。そして意外と高価な絵具なのです。

その他

鉛筆や消しゴムなどは家に在るもので大丈夫です。

筆洗・・・・僕は、絵の道具を手入れしたり、手が汚れた時や筆を洗う時にキッチンタオルを使います。

膠鍋(にかわなべ)と膠匙(にかわさじ)

*スプーンより膠匙の方が使えます。

墨と硯・・・・これも小学校に使っていたもので大丈夫です。水墨画を習っていた頃は墨汁を使っていました。

乳鉢・乳棒・・・胡粉を溶くときに使います。他、水干絵具(すいひえのぐ)を粉末にするときに使います。

*初めに揃えよう*

 

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