今日は、幕張新都心イオンモールに行ってきました。いつものように食品や新鮮な野菜を買いに出かけたのですが、土曜日ということもあり、モールは人で溢れかえっていました。洋服やスーツ、雑貨などが並ぶブースを眺めながら歩いていると、ふと目に留まったのは、絵の展示販売をしている画廊のブースです。
油絵やアクリル画が多く展示されている中、一角に日本画がありました。岩絵具の使い方は確かに巧みで、伝統的な技法の美しさが際立っていました。しかし、何と言いますか、作品からは新鮮さや驚きが感じられず、少し物足りなさを感じました。
その絵の背景は、群青色で塗られ濃群青で植物の影を引いて立体感を出していました。私はこの作品には完璧を求めて新鮮さは足りないように思えたのです。私も花の絵で背景を群青色を使って描いた絵があります。この画家さんは名の通った方だと思います。画商屋に認められ販売まで任せて頂いてそれなりに名の通うた方でしょう。私の方がどちらかと言えば下手です。
私の絵は技術的には劣っていると思います。でも、下手な絵でも面白い絵だと思っています。私は背景に影は付けませんでした。あえてつけなかったのです。シンプルな感じにした方が見る人にストレートに伝わると思たからです。私は何となく心の中でスティーブ・ジョブズの話しを思い出しました。
彼、スティーブ・ジョブズは、完璧なものは存在しない。それは芸術においても同じで、私たちが目指すべきは完璧さではなく、感動を与えること。私の絵は技術的には完璧ではないかもしれませんが、そのシンプルさが、見る人の心に直接語りかける力を持っています。群青色の背景に影をつけず、花を描くことで、観る者にはっきりとしたメッセージを伝えることができるのです。
私が画廊で見た日本画は、確かに技術的には優れていましたが、何かが足りないと感じました。それはおそらく、作品が持つ「生命力」かもしれません。芸術作品には、作者の魂が息づいていなければなりません。それがあれば、技術的な不完全さも、作品の魅力の一部となると思うのです。
今日は偶々通りがかった画廊を見て学ばせていただいた日でした。そして、私自身もそんな作品を創り出せるよう、日々の制作活動に励まなければならないと思いました。やはり心に響く作品が必要なんだ!気づかせていただき少し自信が持ちました。
買い物が終わって、両手に買い物袋が荷物が重くて、娘は手伝ってくれないし絵を見ている余裕がありませんでした。手が痛い一人で買い物袋を持っていたので、早く駐車場に戻り昼ごはん食べたいので終わりにします。